本当の意味での『平等』・『平和』

先日、従軍慰安婦は存在しないとこのブログに書きました。


そのことについて改めて考えていくと、ナチスが行った『ホロコースト』の時と同じになっ

てしまうのでは無いかという不信感からでした。もちろんイコールで結べないくらいの出来

事ですが現代日本での『従軍慰安婦問題』と似通っている部分もあります。


まず、ドイツでは『ホロコースト』は無かったと言うのは罪に問われるそうです。まあこの

部分は全く違うんですけど。本題です。ナチスユダヤ人を毒ガスを使って虐殺はしなかっ

たと言う説。当時、赤十字の職員が各収容所に駐在していたみたいです。その報告書による

とカロリーもきちんと摂取できていたが、連合国による無差別爆撃の方の犠牲者が多い、と

いうものでした。それと、チフスが流行していた、ガス室と呼ばれているところは不完全で

あり、青酸ガスは使えなかったと言う声もあるのです。


私はホロコーストが無かったと言いたい訳ではないです。ただ、この様な説もあると言うこ

とを知って欲しいだけです。実際は在ったようですが『無かった』と言っている人たちもい

るこの状況は、日本の『従軍慰安婦』問題と同じだと思うのです。


では何故このような両論が出てきてしまったかと言うと『完全かつ絶対的な証拠』が見つか

っていない点が理由です。例えば万引きをしたとして連行されたとしても物的証拠がなけれ

ば逮捕は躊躇されるでしょうが、監視カメラの映像などが発見できれば間違いないことが証

明されます。でも、見つからないのが現状です。ある人は軍が処分したとか言うかもしれま

せんが今度は『処分した』証拠を探さなければならない。ですから自供をさせた方が早いし

楽ですね。


その自供をさせたのが朝日新聞です。最近、この新聞社ばかり取り上げていますが別に因縁

はありません。証拠がそろっていないときに吉田証言を取り上げて韓国がそれで訪韓した総

理に問いただし頭を下げた。これが、いわゆる自供と同じものだと思います。その後も官房

長官が完全に認めました。嘘も方便と言うのでしょうか。朝日はその後も確証無しに記事に

していったのも問題です。


それで、日本は『従軍慰安婦』を公式に認めたことになるのですがここで大きな問題にぶつ

かるとは思いませんか?そうです、どのように被害者と認定するかです。“私、強制的に慰

安婦とされました”なんて言われても確かめる手段が無いんです。これは大問題です。ここ

で、ホロコーストのもう一つの問題点と似ている点があるのです。


それは『ホロコースト産業』とまで揶揄された出来事です。記憶にある人もいると思います

が1996年、スイスの主要銀行に対し、ホロコースト犠牲者のものとされる休眠口座に眠る預

金の返還を求めるユダヤ人の集団訴訟が起こされました。これは今後、銀行には請求しない

と言う条件で12億5000万ドルを支払って決着しました。しかし、よくよく調べてみると驚く

ことに総額6000万ドルに過ぎなかったと言うのです。


私はこのようなことが再来するのではないかと言う心配もあります。ですから証拠もそろっ

ていないのに『従軍慰安婦』があったとは言えないと私は考えています。何度も言いますが

私は『無かった。絵空事だ。』と断言している訳ではなく、『完全かつ絶対的な証拠』が被

害者とされる人の証言のみというのは『ホロコースト産業』ならぬ『従軍慰安婦産業』がさ

れる可能性が非常に高いことを伝えたいのです。




最後に。今日、朝日テレビで戦争、日中韓についての番組を見ました。その中で名前は分か

りませんがある人が“日中韓の価値観は同じになりつつある”と発言なさっていましたが私

は間違いだと思います。日本人同士も価値観の違いで争いが起きています。大切なことは何

もかも全てを『画一的に統一』することではありません。


大切なのは『価値観の違い』・『文化の違い』・『慣習の違い』など数多くある『違い』と

いうものをお互いに良く『理解』し『認め合う』ことが本当に必要なことなのではないでしょうか?